講師紹介 part2


これは、友の会会報「リレーション」に掲載された、講師とのQ&Aです。

金藤晃一 長嶺由宇 増田泰司

金藤晃一(きんとう こういち)

まずは、皆さんに自己紹介をお願いします。
米沢興譲教会にお世話になって、かれこれ17年(註:インタビューは2002年春)になります。ご承知の方も多いかと思いますが、私は高校時代、2年間不登校をし、現在はその経験を生かしつつ、個人カウンセリングや、トータル・カウンセリング・スクールの講師をさせていただいています。
趣味は何ですか?
読書です。ふっと気づくと、趣味と言うより、ついレクチャーに使えそうな例話集めに終始している自分に気づく今日この頃です。
座右の銘は、「本屋に入って、その本が『高いな』と感じたら、知性の限界を思え」。
最近結婚なさったそうで。
はい。2001年の10月に結婚させていただきました。受容が何たるかを体験的に教えていただける日々を、歩ませていただいています。つい、癖で、カウンセリング的な受け答えをすると、「そういうカウンセリング的な言い方は嫌いです」と温かいご指導をいただき、毎日いい刺激と新鮮さをいただいています。
幸せだなと感じるときはどんなときですか?
1.おいしいものを食べたとき。ちなみに好物は、たこの刺身・ざるそば・お寿司です。

2.カウンセリングの中で、クライエントの方がいやされたと分かったとき。カウンセリング場面で、「ああ、このクライエントいやされたな」と感じる瞬間があります。それは本当の自分と出会い、その自分を受け入れたとき、ほとんどの人垣持ちの言い涙をはらはらと流されます。自己一致・自己受容したときの涙って、本当に気持ちがいいものです。
そして、自分を受け入れたクライエントは、少しずつ行動を起こし始めます。今までは、この自分の症状が治ったら行動できるといっていたクライエントが、ある程度自分との関係を回復し、自己受容していくと、神経症的な症状はまだ残っていたとしても、そのままの自分でできることをし始めていく。そして、神経症でも行動できた自分に自信を持っていかれるという光景をよく目にします。そのときこそ、「ああ、私は幸せだな」と感じます。

3.いいレクチャーができたとき。単なる学びの会ではなくて、そのクラス全体が「いやし」になるような、そんな授業を目指しています。
好きな言葉は何ですか?
「あれも私、これも私、どんな自分も大切な私」。いつもこれを唱えて自己受容に励んでいます。
一言はがきというものを出しておられるそうですが……。
私は、一言はがきをよく出します。たとえば、大きく墨字で「一歩一歩進めばと遠くまで行ける」とか、「黄金はいつも暗闇の中にある」とか書いてお出しするのです。
これはとてもいいです。これで私の筆無精は解決しましたし、多くの方々が喜んでくださいます。ある時、あるクライエントのオタクにおじゃましたのですが、何と私のはがきが額に入れられ、床の間に飾ってありました。びっくりしました。
また、ある引きこもり気味のお子さんに「チャンスはいつも目の前に」と書いて出したら、励まされて、たまたまあった芸能プロダクションのオーディションを受けたところ、合格したそうです。
ある方に同じ言葉のはがきを2枚出してしまったところ、「違う言葉にしてください」とリクエストをいただいたり、それを机に貼って、舞にとそれを見て自己宣言をなさる方がいたり、その言葉の下の句を考えて返事をくださる方がいたりして、様々なドラマが起こります。皆さんもよろしければお試しください。
ありがとうございました。


長嶺由宇(ながみね ゆう)


福島県生まれ。
宮城教育大学卒業。父を教員にもつ家庭に生まれ、自分もいつしか教員の道を歩んでいた。しかし、自分自身に行き詰まり、自殺未遂をはかる。奇跡的に一命をとりとめ、TCSを通して一元の世界に触れる。
また、「歌うカウンセラー」としても活躍。CDに「とどけ愛・あふれる恵み」がある。
山形県音楽療法研究会会員。
TCS事務局では、通信講座担当。

まずは、先生から自己紹介をお願いします。
こんにちは、長嶺です。TCSセミナーでは、このところ「音楽といやし」という学びを始めさせていただいています。
長嶺先生といえば歌ですが、音楽はいつ頃からお始めになったのですか?
もともと音楽は好きでした。本格的に歌い始めたのは、高校のコーラス部からです。
歌を聴かせていただくと、ものすごい声量に圧倒されますが、普段どんなトレーニングをなさっておられるのですか?
特にこれといったトレーニングをしているわけではありませんが、風邪には気をつけています。ちょっと喉がおかしいなと思ったら、うがいをしたり、夜寝るとき、タオルを巻いて寝たりしています。あと、よく食べることと、休息を取ることですね。
長嶺先生といえは、「底なしの胃袋」の持ち主として、一部で有名ですが、どんな食べ物がお好きですか?
……お寿司……かなあ。
……つまり、何でもお好きだということですね(明確化)。よく食べ、よく休息を取ることによって、あの声量が出るということですね。
はい。もともと内向的な性格ですから、エネルギーを放出したあとは、充電する時期が必要なんですね。そうして次の出番に備えるわけです。
それでは、最後に一言、どうぞ。
今年(註:2003年夏にインタビュー)は田中先生の講演会に合わせて、テーマソング「どんな時も大丈夫」を謳わせていただいております。カセットテープも出ていますので、ぜひお聞きください。A面とB面とで、同じ歌詞ですが、別バージョンになっています。B面の大丈夫ソングもおすすめです。夜、お休みになるときに、ぜひお聞きください。
ありがとうございました。一件物静かですが、とても愉快な先生でした。


増田泰司(ますだ たいじ)


愛媛県生まれ。
神学生時代に、米沢興譲教会を短期研修で訪れたのをきっかけに、TCSと出会う。
現在、中通りコミュニティ・チャーチ(福島県須賀川市)の牧師の傍ら、トータル・カウンセリング・スクールの講義・事務(主にデータ管理・特別セミナー部門・友の会)を担当。
当ホームページのWeb Master。

それでは、先生から自己紹介をお願いします。
こんにちは。セミナーでは、いろいろな技法のワークを担当する機会を多く与えていただいています。TCSの"doing"担当というところでしょうか。
突然ですが、オタクだとの噂がありますが。
え、そうなんですか? 確かに、アニメだとか特撮だとかパソコンだとか、そういうのは大好きです。でも、オタクと言えるほど詳しくはないですよ……自己受容してませんか?
それはそれとして、以前はその世界にはまりこんで、現実世界から逃避していたように思います。しかし、TCSと出会って以来、人と触れ合うことの喜びを、少しずつ体験させていただいています。
奥さまとは、結婚15年強(註:インタビューは2004年春)にして、未だに新婚さんみたいなご夫婦ですが、その秘訣は何でしょう。
私は欠けの多い人間なのですが、家内はそんな私のことを毎日のようにほめてくれますし、いつも「あなたと結婚できて本当に良かった」と、口に出して言ってくれます。婚約中に二人で話し合って、未だに守っている約束があります。それは「決して他の人の前で、配偶者の欠点を口にしないこと。冗談でも絶対ダメ」ということです。家内はそれ以上のことをしてくれているのですね。本当にうれしくて、たまには夫らしいこともしてみようかなという気にさせられます。私から宝を引き出してくれる最高の伴侶です。
ごちそうさまでした。ところで、好きな食べ物は何ですか?
焼き飯です。焼き飯のおいしい中華レストランは、他の料理も全部おいしいというのが持論です。
そういえば、増田先生も歌を歌われますね。
はい。中学でコーラス、高校でイタリア歌曲をやっておりました。と言うと、何か正統派みたいですけど、学生時代はギターの弾き語りが趣味でしたし、大学卒業後はロックバンドでバック・ボーカルをやったり……。そうそう、何年か前に友だちと賛美歌のCD(「Unity!」ヨベル社)を作ったのですが、そのとき担当した曲の一つは演歌でした。これからも、いろんなジャンルの賛美歌を歌ってみたいと思っています。
座右の銘は?
二つありまして、一つ目は「予定は未定」。完全主義癖があって、物事が思い通りに進まないと、ついイライラしてしまうのですが、そんな自分の肩の力を抜くための言葉です。
もう一つは「進みつつある教師のみ、人を教える権利あり」。大学時代に、恩師から教えていただきました。1ミリずつでいいから、日々前進していきたいと思っています。
最後に、皆さんに一言お願いします。
TCSの講師をさせていただくようになった当初、変な話ですが、自分に精神科の通院歴がないことを、ちょっと引け目に感じたものでした。他の先生方が、過去の傷を宝に変えて輝いておられたので、うらやましかったのです。が、様々な葛藤の中で、じっくり自分を振り返ってみると、自分にも結構痛んでいる部分があるんだなあと気づかされました。良かった、私の中にも宝がたくさんあって。これからもTCSで、ご一緒に宝探しをいたしましょう。
ありがとうございました。